温度管理における注意点

地球温暖化に伴う気温の上昇により、室内の温度管理の重要性が高まっています。特にエアコンを用いて工場内やオフィスの空調をしている所は、室温の設定によって電気料金が大きく変わりますので日頃から正しく管理する事が重要です。ここでは温度管理における注意点を幾つか説明いたします。まず大切なのは、温度を測定する場所です。

家庭の部屋の空調ならば、クーラーに内蔵している温度センサーで制御が可能ですが、部屋の面積の大きいフロアの全体空調となると、それでは困難です。このため、オフィス内でも多数の従業員が業務を行っているエリアの中心に温。度センサーを設置し、設定値になるよう制御すれば、余分な空調のエネルギー使用量を減らす事が出来ます。工場内でも室温が変動すると、製品の品質影響する場合がありますので、保管しているエリアの温度管理行って調整するのが大切です。

次に注意すべきポイントは、温度設定です。標準的な部屋の温度は、夏が28℃で冬が18℃と言われていますが、仕事の内容によってはフレキシブルに変更すべきです。作業量の多い職場だと標準温度では暑く感じますので、快適に業務出来る室温まで下げる事を推奨します。また定期的に目視でも確認できるよう、温度計もあわせて設置する事をお勧めします。

やはり温度制御していても追従性が悪かったり、換気のため扉や窓を開放すると室温が変わります。このため現在の状況を目視でも把握するため、最低1カ所は温度計を設置して下さい。