日本はいま、世界屈指の高齢者大国となりました。総人口1億2000万人のうち、約5400名が65歳となっており、2025年には全人口の70パーセントにまでのぼる勢いです。手厚い保障と安心できる社会づくりが課題となり、2009年に与野党共同で介護支援法を制定しました。このおかげで、新たに健康経営サービスを開始するときに、助成金を受け取れる環境も整ったわけです。
今現在、まだ介助を必要としていない方も大勢います。しかし、必ず年齢を重ねると体力が弱くなるので、元気なうちから健康面を考慮しておくことが大事です。都心部には高齢者専門住宅というものが多く、自立した生活をなさっている方でも入居をすることができます。そこでここでは、専門住宅で必ずなされている温度管理の概要を見てきましょう。
まず温度管理は生命を維持するうえで非常に重要なカギを握っています。昨今では夏になると40度以上を記録する土地もあり、熱中症で多くの方が命を落とされています。とくに高齢の方は暑さを感じ取る感覚が鈍くなっており、第三者が温度管理をしないといけません。専門住宅には個室が完備をされ、エアコンも設置をされています。
このエアコンはIoT機器になっているケースが多く、すべての個室の機材を遠隔操作することが可能です。温度計センサーも備わっており、指令室で全機材を確認しつつ温度管理もなされます。いつでも快適な室内環境を維持できる管理です。